特別養護老人ホーム(特養)に入所するまでの一般的な流れを説明します。
1. 入所の対象者
特養は、要介護3以上の認定を受けた高齢者が対象です。ただし、やむを得ない事情がある場合、要介護1・2でも入所が認められることがあります。
2. 事前準備(情報収集・相談)
• まず、希望する特養の情報を集めます。
• 地域包括支援センターやケアマネージャーに相談し、候補の施設を決めます。
• 施設によっては見学を受け付けているため、事前に確認しましょう。
3. 申し込み
• 施設の申し込み書類を入手し、必要事項を記入します。
• 必要な書類(介護保険被保険者証、医療情報など)をそろえて提出します。
• 申し込みは複数の施設に行うことができます。
4. 入所選考(待機期間)
• 申し込み後、施設ごとの基準に基づいて優先度の高い方から入所となります。
• 基本的に申し込み順ではなく、**介護度・家庭の事情(独居・家族の介護負担など)**が考慮されます。
• 待機期間は地域や施設によりますが、数ヶ月~数年かかることもあります。
5. 入所の決定・契約
• 入所が決まると、施設から連絡があります。
• 施設と契約を交わし、入所日の調整を行います。
• 入所前に持ち物や費用について確認しましょう。
6. 入所・生活開始
• 入所当日は、必要な持ち物を準備し、家族が付き添うことが多いです。
• 施設職員との面談を経て、新しい生活が始まります。
費用について
特養の費用は、介護度・収入(負担限度額認定証の有無)・施設の設備によって異なります。
• 介護サービス費(1~3万円程度/月)
• 居住費・食費(負担限度額が適用される場合も)
• 日用品費・理美容費などの自己負担
まとめ
特養への入所は時間がかかることが多いため、早めに情報収集し、ケアマネージャーと相談しながら進めるのが大切です。
また、入所までの間は在宅介護サービスやショートステイを活用するのも一つの方法です。
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